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大統領の陰謀 by nekirom
ついに大統領のスタンドの秘密が明かされる。が、実に難解。確かにえげつない行為に違いないが、たやすくは理解できない行為(スタンド)。荒木先生の絵・セリフはあまりにスタイリッシュであるため(過剰な状況説明は意図的に省いてるっぽい、SBRではその傾向がより顕著になってる)、わかりにくさパワーアップ。 物語は遺体の集合に向けて一気に収斂していく。己の欲望のために行動する大統領、ディオ、そしてジョニー、対して己の使命(自己犠牲)のために行動するウェカピポ、ジャイロ、そしてルーシー。何らかの意思を持っていそうな遺体そのもの(あの人?)。大統領と懐胎したルーシーが出会った時何が起きるのか?そして大統領のスタンド、まだまだ「その先」がありそう。それから「冬のなまず」は何かのフリ?何回も出てきて気になるセリフ。 最後にディオ。判断力凄すぎ!「ジャイロ、ジョニー気をつけろ!コイツ戦い慣れしてるぞ!」って感じ。
冬のナマズ by ベーオウルフ
「冬のナマズみたいにおとなしくさせろ」
はまるよ、このセリフ(笑)
ジョニィ・ジョースター by CR
私はジョジョが好きで、あえて好きな順(カッコ内は好きなキャラ)に並べると
4部(吉良、仗助、露伴)
6部(F・F、アナスイ、プッチ、エンポリオ)
5部(プロシュート、ブチャラティ)
3部(DIO、承太郎)
2部(ジョセフ、シーザー、シュトロハイム)
1部(ディオ)
上のような順番となります。
(あくまで、「あえて」の順番です。全部面白いし好きです。)
4部吉良の人格、6部のラスト、5部プロシュートの最期・・・
好きなところを挙げればキリがありません。
この7部『スティール・ボール・ラン』
大統領が明らかにカッコよくなりすぎてたり、
スティール氏の過去が書き換えられていたり、
さすが荒木先生らしい、面白ければ細かいところは気にしない姿勢が出てます。
6部アナスイのトンデモ前例もありますし、読後の感動を考慮すれば、
ほんと些細なことなのかもしれません。性別でさえも・・・。
ジョジョ全部を通して、このSBRが自分にとってどのくらいの位置、
すなわちどのくらい好きな作品になるかを感じながら今まで読み進めていました。
これまでの巻でいうと、
『できるわけが・・・ハッ』・・・『ダニーーーーー!』のシーンなど最高です。
だけど、まだ判断がつきませんでした。
敵ですが、ブラックモアのキャラクターも最高でした。だけど判断がつきません。
(焦って判断する必要性なんてどこにもないですが)
そしてこの18巻。
前フリが長くなりましたが、判断するに至るシーンがありました。
他の方の感想を見ると、ディオの戦いに関するレビューが大変多いですし、実際に彼のキャラクターが出ていてとても素晴らしいとは思いましたが・・・
僕はジョニィ・ジョースターの「心の叫び」が突き刺さりました。
ジョニィは輝きを見つけるために前向きに走っているんだな、と。
それでも、耐えられない瞬間、吐き出したい想いがあったんだな、と。
私は勝手にそう思い込んで、この人間を心から応援したいと思いました。
なんというか、英語でいうところの「so touching」という感覚です。
今までジョジョを読んでいて「面白い!」「カッコいい!」「スゴい!」という感覚は
何回もありましたが、この感覚ははじめてかもしれません。(6部ラストは少し似ているかも)
「面白い!」「カッコいい!」「スゴい!」は少年漫画の王道だと思います。
なんというか、SBRは漫画を超えている・・・ハッ!ダニーーーーー!!!
「D4C」の設定について・その他 by 酉宮
前巻から引き続き登場する大統領のスタンド「D4C(ディー・フォー・シー)」の能力は、読み手にSF小説なんかの下地がないと理解しづらいと思う。いちおう能力(というより応用した場合の周囲への影響というべきか?)の解説もあるにはあるが、一見さんには敷居が高く感じられる。私個人は小学3年(3部後半・ダービー・ザ・ギャンブラー辺り)から読んでるので今さら気にはならないしむしろ好きですが、知らない人がこの巻からイキナリ読んだら何が何だかわからないと思います。ジョジョに限らず凝った世界観の長期連載マンガにはありがち(ジョジョは各部ごとにストーリーやキャラを一新してるからまだマシ)ですが(笑)。
マンガと関係ないけど写真の荒木先生微妙に老けた? コメント内容はまだ結末が決まってないともとれるような…。
また巻末のコミック情報をみる限り、「ビーティー」と「バオー」のJC版はついに絶版になってしまったようです。「アイリン」のJSC版はまだあるみたいです。意外なのはジャンプジェイブックスの3部と5部がまだあること。
D4C by 三日月
まず表紙がカッコいい、過去のSBR表紙の中でも個人的に好きな10、11、15巻に
並ぶ格好良さ。帯には「別世界からの来訪者!」のキャッチフレーズをあしらい
大統領のスタンド能力にあてて「来」の文字の間から大統領が顔をのぞかせる。
ウェカピポの帰る場所を失う決断を下しながら「これでオレの気分も結構・・・
清らかだ」という惚れてまうような独白から始まる内容の方は前巻の流れからDIOと
ウェカピポの共同戦線にワクワクしながらページをめくっていくと少し残念ながら
DIOのみを主体にしたストーリー。そして何となく予感はしてたものの改めてこの展開を
目にするとやはり・・DIOなんだな、と思ってしまう。D4C、いともたやすく行われる
えげつない行為、それは大統領のみにあてられる言葉なのか、DIOが生還できたのは
精神的な意味でD4Cと同じ次元に並び得たからこそ打開を勝ち得たような気がします。
そして淡い期待は打ち砕かれて、ウェカピポが好きな自分は落胆。相変わらず主要人物の
死すら描く事に大げさな情感を込めない荒木飛呂彦氏。そこに痺れます、憧れます。
遂に明らかになった大統領のスタンド能力とそれに立ち向かえるかもしれない「回転」の
未知なる段階を示唆しつつ物語はさらなる佳境へ。必見です。
