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「お祭り」の魅力がみっちり by hatosakura
この人の本読むと、よくこう思うけど、「宮崎アニメで見てみたい!」
描かれている場面や人物が、きらきら色あざやかで奇妙で可愛らしいからだ。
読みやすいんだけど、あえて、ゆっくり読みたい。
細部まで、頭の中でじっくり映像に再現しながら。
お祭りの夜の出来事を、別の登場人物の視点から描いた6つの短編が、
つながりをもった連作になっているのも、とてもすてきだ。
子どもと大人、きれいなものと不気味なものが、ごたまぜになっている。
うきうきするけど、なぜだかさみしい。そんな、お祭りの雰囲気が伝わってくる。
全体像がじわじわ明らかになっていくのも、おもしろい。
「そういうことだったか!」と思ってから、読みかえすのがまた楽しい。
森見作品は全部読んでるけど、これ、かなり好き。
摩訶不思議さだけ by なおっち
京都祇園祭宵山の夜を舞台に
摩訶不思議な話が展開する。
これぞ森見ワールド、と言いたいところだけど、
個人的には
『きつねのはなし』に通じるところがあって
ちょっと苦手な作品になってしまった。
森見さんの妄想爆発という作品に比べると
なんていうか、不思議さだけが先走りしている作品で、
何となく居心地の悪さだけが残ってしまった。
さーーーっと読むにはちょっと読みにくい、作品でした。
おっかけです。 by ちまママ
森見登美彦さんの作品は、出たらとりあえず買って読んでいます。
今回も京都を舞台にした物語。
いままで森見さんの作品を追っかけていた人なら思わずにやりと笑ってしまう仕掛けがいっぱいです。
あれ?この人知ってる。この話聞いたことある。などなど。
でもこの作品については、少しノリが悪かったような気がします。
『夜は短し・・・』の軽妙さがなかったような。
なので今回は星三つとさせていただきました。
もっとじっくり読み込んでみたら、評価が変わるかもしれませんが。
とりあえず第一印象で。
話の重なり具合も万華鏡 by おやおや
言い得て妙なタイトルです。
どのページを開いても、祇園祭宵山の夜の話だったり、
それにつながるふしぎなお話で、お話自体が万華鏡です。
連作短編集です。
第二話の「宵山金魚」と、
第三話の「宵山劇場」は、
完全なるA面とB面ていう印象。
それに第三話の主人公は森見さんの小説では、
よく主人公キャラを射止めそうな男子大学生なんで、
僕はほんまに大好きです。
祇園祭…ニュース映像で見るだけなんで、
実物は見たことございません。
一度は本物見たことある方がこれを読むと、
また僕とは違った感想を持ちはるんでしょうね。
全ての短編小説で、全てのキャラが少しずつ関わる。
このスタイル、大好きです。
宵山万華鏡 by Buena-don
森見登美彦ワールド炸裂の一冊です。森見氏の作品はそれぞれが独立した内容になっているのに、お互いがどことなく通じあっている不思議な世界が展開されています。京都という歴史ある街では、このような摩訶不思議なことが起きてもおかしくはないなと思わせる一冊です。装丁も美しく、森見ワールドをさらに強烈なものにしています。
